
胸の小さい生活を続けてきた私は、自分から「胸全然ないから」と自虐してしまいます。でも本当はもっとふっくらとしたバストになりたいと思ってきました。
ネットやテレビなどでバストアップの情報を見ては、色々とトライして挫折してきた日々です。
実際のところ自分を受け入れてしまった私は今も小さいまま。でも私はここに行き着く過程で、胸の成長するメカニズムを本当に細かく調べました。
そこでまずこの記事でピックアップするのは日々の習慣です。何だか効果が薄そうに感じるかもしれないですが、私の見立てによるとこれが一番大事だと思っています。
食事の改善やマッサージに筋トレなどバストアップにも色々ありますが、まずは基礎固めが大事です。
1つ1つはとても簡単なことなので、意識さえすればすぐに実践できることが並びます。それでは詳しくチェックしていきましょう。
胸を大きくするために必要なこと
まずはじめに解説しておきたいのは「体の中がどうなると胸は大きくなるのか?」です。これを理解しておくと、何をすれば良いのか何となく想像がついてきます。
そこで端的に紹介すると重要なのは「女性ホルモン」と「成長ホルモン」の2つです。
どこにでもあるような情報かもしれないですが、そのメカニズムを詳しく解説したいと思います。
バストに作用する2つのホルモン
思春期を迎えると女性ホルモンや成長ホルモンが作用して乳房を作り始めます。内部では乳管の発育や枝分かれがおこり、これを守るように脂肪がついてバストは丸みを帯びてくるのです。
バストを作るのは女性ホルモンや成長ホルモンだけではないですが、主役が2つのホルモンなのは間違いありません。
つまりバストがすくすく育つには、2つの点に注意することがポイントになってくるのです。
- 正常な量のホルモン分泌が出来ているか?
- ホルモンがバストにしっかり届いているか?
生活習慣の改善は、どれもこれらを向上させることを目的としています。体の内部で上の2つを正常にこなせていると、様々なバストアップ法は相乗的に効果を期待できるのです。
思春期から長くピークを続ける女性ホルモン
女性の体は思春期を迎えると女性ホルモンの分泌が急激に増えてきます。その分泌量は長い間ピークに近い水準を保つのが一般的です。
ところが全ての人が正常に女性ホルモンを分泌するとは限りません。様々な原因で女性ホルモンの分泌を妨げてしまうことがあるからです。
- 痩せすぎ
- 体内時計の狂い
- ストレス
- 骨盤の歪み
このほとんどは日々の習慣を見直すことで、改善が可能です。この中で習慣と結びつかないのは「痩せすぎ」のみになります。
- 脳(視床下部)が下垂体というところを通して卵巣に指令
- 指令を受けた卵巣が女性ホルモンを分泌
- 血液に含まれてバストへ流れてくる
ここで痩せすぎが問題となるのは①の部分です。脳は必要に応じてこの指令をだしますが、痩せすぎだと命令を控えてしまいます。
生命の維持を第一に考える脳は、体に十分な脂肪がないと余計な指令をださないのです。
女性にとって体重はとても気になるものですが、痩せすぎだと女性ホルモンの分泌が滞り胸の成長にも悪影響を及ぼしてしまいます。
思春期がピークの成長ホルモン
思春期になると成長ホルモンの分泌量は急激に増えてきます。でも女性ホルモンと違いピークアウトも早いのが特徴です。
この成長ホルモンもいくつかの要因でバストに上手く作用しなくなってしまいます。
- 体内時計の狂い
- 眠りが浅い
- 体質的な問題
- 年齢的な問題
このうち「体質的」と「年齢的」は習慣と結びつかない問題なので、ここでは簡単に紹介しておきます。
体質的な問題
バストは女性ホルモンや成長ホルモンが作用して大きくなりますが、乳腺のホルモンに対する感受性が低いと発育しにくくなってしまいます。
簡単に言うと、成長ホルモンがバストに反応しない体質があるということです。このメカニズムは完全に解明されていないようなので、原因ははっきりとしていません。
ラクトゲン受容体は成長ホルモンをキャッチする受け皿のようなものです。
この受容体は出来る時期や量に個人差があり、成長ホルモンがいくら分泌されても受容体が少ないとバストの成長が思うように進まなくなってしまいます。
何れにせよ体質的に成長ホルモンが作用しにくい問題は改善策が確立されていないのが現状です。
年齢的な問題
上の表でわかる通り、成長ホルモンは思春期を過ぎると急激に減少します。これに伴い大抵は胸の成長も止まってしまうのです。
とはいえ20代や30代でバストが大きくならないわけではありません。成長ホルモンは減りますが、なくなるわけではないからです。
少し横道にそれてしまいましたが、女性ホルモンと成長ホルモンは胸の成長に決定的な役割を果たします。
その2つのホルモンを正常に分泌させ、きちんとバストに運ぶには体の中を働きやすい環境に整えることが重要なのです。
胸を大きくする6つの習慣
人の体はとても良くできていて、正常に保てるよう体内器官が一生懸命働きます。例えば風邪をひいて咳や鼻水がでるのも、不調を脱するための手段です。
でも具合が悪くなると、体はこれを治すことに力を集中させてしまいます。正常に戻るために普段の働きを後に回してしまうのです。
風邪と同じで寝不足やストレス・運動不足など、日々の生活が乱れていると体はバランスを保とうと余計なことに集中してしまいます。
体のバランスを保つのに手のかかる体内環境では、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌も後回しにされてしまうのです。
①規則正しい生活リズムがバストアップを助ける理由
人は時計を見なくても、大体の時間を識別できる体内時計が備わっています。体内時計は活動する時間とリラックスする時間を体に教えてくれるのです。
この体内時計は誤差をなくすため、毎日リセットされるようになっています。体は朝陽を浴びたり毎朝決まった時間に朝食を摂ることで、1日の始まりを把握しているのです。
ところがリセットを上手く出来ないと体内時計は狂ってしまい、体には様々な不調をきたします。
- 眠りが浅くなり成長ホルモンの分泌に影響する
- 交感神経のバランスが崩れ、女性ホルモン分泌に影響する
- ストレスがたまり、女性ホルモンの分泌に影響する
体内時計が狂うとリラックスする時間をきちんと識別出来ません。休む時間を区別出来ないと、眠りも浅くなってしまうのです。
また人は体の機能をコントロールする自律神経が働いています。この自律神経は活動的な交感神経とリラックスする副交感神経がバランス良くスイッチするのです。
ところが体内時計の狂いは自律神経にも影響を及ぼし、女性ホルモンの分泌にも関わります。
体内時計を整えるには規則正しい生活が一番です。特に体内時計をリセットする朝を体にしっかり認識させてあげましょう。
朝陽を浴びたり、毎朝規則正しい時間に食事を摂ったりすることがポイントです。
②ストレスをためない生活が胸を大きくする理由
ストレスを抱えると脳はストレスホルモンの分泌を指令してその緩和につとめます。体内ではストレス緩和に努め、正常に戻すための緊急事態を発令しているのです。
そうなると体内では普段の行動が制限され、ホルモンの分泌も滞ってしまいます。
またストレスはホルモン分泌に影響するだけでなく、血の巡りにも悪影響を及ぼすのです。ストレスは緊張状態(交感神経が優位)が続き筋肉を硬直させてしまいます。
筋肉が硬くなると血管の収縮運動も弱くなり、血の巡りを悪くさせてしまうのです。
- 規則正しい生活リズム
- 睡眠をしっかりとる
- 太陽の光を浴びる
- 適度な運動をする
- 親しい人とよく話す
③適度な運動がバストアップを助ける理由
適度な運動は達成感から幸せホルモンが分泌され、体をリラックスさせる効果を持っています。ストレス発散にも効果的で、体内の環境を安定させてくれるのです。
また体を動かすと筋肉がほぐれるため、血液の循環もスムーズにしてくれます。血液の流れは心臓がポンプ役となりますが、筋肉の収縮もその流れを助けているのです。
ちなみにここで言う運動とはハードに体を鍛えるものではありません。軽いジョギングやウォーキングでも十分です。
でもせっかくならバストアップに効果的と言われる大胸筋の筋トレやエクササイズを取り入れてみるのも1つの方法かもしれません。
- リラックス効果
- ストレス発散効果
- 自律神経を整える効果
- 血液循環を良くする効果
④正しい姿勢を保つとバストアップに効果的な理由
胸の成長を妨げる大きな要因となるのが姿勢の悪さです。
- 猫背は血液やリンパの流れが滞る
- 骨盤の歪みは女性ホルモンの分泌を妨げる
猫背
血液は女性ホルモンをバストに届ける大事な役目を担っています。ところが猫背になると呼吸が浅くなり、血行やリンパの流れが悪くなってしまうのです。
ホルモンや栄養を運ぶ血液が届きにくくなると肌のハリも失ってバストの位置が下がる原因にもなってしまいます。
スマホやパソコンを見すぎると、肩が内側に入って姿勢が悪くなりやすいので注意が必要です。
ちなみに猫背は背中などにある姿勢筋が衰え血行不良で代謝も落ちるため、太りやすくなってしまいます。良い姿勢をキープすることで脇や二の腕のたるみ・お腹のぽっこりも抑えたいところです。
骨盤の歪み
卵巣を取り囲む骨盤は、歪んでいると女性ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。
骨盤が歪んでしまうのは「同じ側の手でカバンを持つ」、「良く足をくむ」、「どちらかに重心をのせて立つ」などそのほとんどは日々の習慣が原因です。
猫背や骨盤の歪みは姿勢を正す意識をもつだけで防ぐことが出来るので、難しい事ではありません。
ちなみに片方に偏中する習慣はバストの左右差にも繋がると言われています。左右の大きさが非対称なのが悩みという女性も気を付けるべき事柄です。
⑤バランスの良い食生活
おっぱいを大きくしたいなら食生活に気を付けることも大切です。ではどんなことに注意すれば良いのかというと、それほど難しくありません。
栄養のバランスを考えて規則正しい食生活を続ければ良いのです。
ちなみにバストアップに関連する情報で「女性ホルモンを高める食材を多く食べると効果的」という内容を良く目にします。
これらの食べ物は女性ホルモンの一種である、エストロゲンを活性化させる効果があると言われています。そのため女性ホルモンの分泌が少ない場合にはもちろん有効な対処法です。
でもこれらの栄養素は普段から食卓に並ぶ食材がほとんどなので、バランスの良い食事を心がけると普通に摂取出来てしまいます。
とにかくマックスを目指すなら摂取量の目安を参考にしてメニューを考えるのも良いかもしれません。
⑥良質な睡眠がバストアップの基礎になる理由
バストアップに欠かせない成長ホルモンは、思春期を過ぎると急激に少なくなってしまいます。その少なくなった成長ホルモンを1日単位で見てみると活発になるのは就寝時。
中でも分泌が多いのは深い眠りとなるレム睡眠の時です。そのため思春期以降のバストアップで最も重要なのは、睡眠の質といっても過言ではありません。
質の高い睡眠をとるためには心身ともにリラックスした状態であることが必要です。
- 規則正しい生活でオンとオフをしっかり識別させる
- ストレスをためない
- 体を冷やさない
- 寝る前に交感神経が優位になるようなことをしない
規則正しい生活でオンとオフをしっかりと体に知らせ、ストレスをためないことがリラックスする秘訣です。
体を冷やさず、ゆったりとした着衣で寝ると身体的にもリラックスした状態を保てます。
小胸専用のナイトブラ・ルーナは着心地が良くリラックスして快適に眠れる人気の商品。
>>LUNA(ルーナ)ナイトブラの効果でバストはどう変わる?口コミも検証
また寝る前にスマホを見たりコーヒーを飲んだりすると交感神経が優位になってしまうので控えましょう。
胸の大きさと遺伝の関係性
胸のサイズと遺伝の問題は様々な研究もされていますが、明確な答えが見つかっているわけではないようです。
でも遺伝が関係しそうだという研究結果はいくつか示されています。但し同時にそれらの研究結果は「胸の大きさを決めるのは遺伝ばかりではない」ことも示しているのです。
遺伝だけで決まるわけでないのなら、バストアップを簡単にあきらめる必要もありません。むしろ私が注目したいのは日本人のバストサイズの推移です。
このデータによれば1980年に58.6%もあったAカップの割合が、2018年にはわずか2.1%になっています。これはトリンプの販売実績を集計したものなので、一概にカップサイズの推移を示すものではありません。
小さなバストではブラトップを着ける頻度も高くなり、ブラジャーの販売数が減少している可能性があるためです。
もしバストの大きさが遺伝だけで決まるなら、このデータのような結果になりません。この推移からわかるのはバストサイズが遺伝以外の力も大きく働いているということなのです。
別の言い方をすると、「正しいバストアップの努力は報われるはず」ということです。
ではどうすればバストアップを成功させることが可能になるのでしょうか?そこで今度はバストアップに成功した人達に注目していきたいと思います。
バストアップに成功する人の共通点
「小さい胸が悩み」という女性なら、1度はバストアップに取り組んだことがあるはずです。でもバストアップが上手くいった人はほんの一握りかもしれません。
その数少ない成功者はいったい何が良かったのでしょうか?
私の見立てで言うと、成功と失敗の差は方法論とは違うのかなと考えています。「どんなことに取り組んだのか?」よりも「どういう風に取り組んだのか?」の方が重要だということです。
そこで今度はバストアップに成功した人達の共通点を列挙してみたいと思います。
- 多くの方法を取り入れている
- バストアップしない原因を取り除いている
- 成功するまで継続する
多くのバストアップ法を取り入れている
バストアップを目指す人にとって気になる情報は、「どの方法が一番効果的なのか?」という点かもしれません。でも胸が大きくなるのは体の一部が成長することを意味します。
「何か1つのことをすれば成長する」という考え方は、短絡的な発想と言えるのです。
バストアップを本気で目指すなら、単一の努力ではなく複合的に進める方が確実に成果を上げやすくなってきます。
まずは生活習慣を改善して、バストが成長しやすい体内環境に整える土台作りです。
バストアップしない原因を取り除いている
バストアップにプラスとなる要素があるように、マイナスとなる要素も存在します。成功を成し遂げた人達は、このマイナスをしっかり取り除く作業をしているのです。
知らぬ間に胸の成長を邪魔していないか、日々の生活を再点検してみましょう。
- 過度なダイエット
- 喫煙
- 過度なアルコール摂取
- コーヒーの飲み過ぎ
- シーンに合わないブラの着用
成功するまで継続する
何かに成功する人は、続けることが何より大切であることを知っています。小さな積み重ねも続ければ大きな力になるはずです。
一方で燃え尽きるほどの努力でも、三日坊主ではほとんど成果を挙げることが出来ません。
何事も成果は最後にやってくるもので、変化を感じないうちは「本当に大きくなるのかな?」と疑心暗鬼になるものです。
でも「絶対に谷間を作る!」という気持ちや行動をとめてしまえば敗者になってしまいます。バストアップを成功させる上で、継続するという強い意志はある意味一番大事なのです。
生活習慣はバストアップの基礎固め(まとめ)
胸を大きくするために主体となって働いてくれるのは女性ホルモンと成長ホルモンです。
そのためにまず心がけたいのはバストアップをしやすい体内環境に整えてあげること。
日々の生活習慣を改善して、女性ホルモンや成長ホルモンが活発に分泌される体を目指しましょう。
- 規則正しい生活
- ストレスをためない生活
- 適度な運動をする生活
- 姿勢を正す生活
- バランスの良い食生活
- 良質な睡眠をとる生活
上に挙げたものは少し意識するだけで、簡単に出来てしまうものばかりです。逆に言えば気を抜くとすぐに乱れてしまうものと言えます。
だからこそ簡単で難しいのがバストアップの土台作りです。それぞれの習慣化は互いに密接に関係していて、相乗的にプラスにもマイナスにもなってしまいます。