
ナイトブラが体に合っていないときに覚える違和感って基本的には2通りです。
- 思ったより物足りなさを感じる(ゆるい)
- 思ったより苦しい(きつい)
このうち付け方が甘いことで感じるのはゆるさです。
ナイトブラはむだ肉をカップに集めて胸を寄せあげます。でもちゃんと集めないとカップ内にボリュームが生まれません。
するとブラと胸に隙間ができてゆるくなり、効果も得にくくなるのです。
逆にきつく感じるならそれも問題なのでこちらもチェックしてみましょう。
>>きついナイトブラはやめるのも1つの選択肢。でも最善の解決策はコレ
サクッと流し読み(目次)
ナイトブラの正しい付け方
締め付け感に物足りなさを感じるならすぐに試せるのは付け方の確認です。
その正解の付け方は履くように付けること。
基本的にナイトブラはホックでとめずにかぶるようなタイプです。なので付け方は「上からかぶる」か「足元から履くようにつける」の2パターン。
なのでまずはサクッと正しい付け方を確認しちゃいましょう。
1.足元から履くように通していく
足から履くようにしてナイトブラをウエスト付近までもちあげます。
2.胸元まで引き上げてカップに胸を収める
ここからが1つ目のポイントです!
余分なお肉を道連れにナイトブラのカップに胸を合わせてアンダー部分まで引き上げます。
この時点で粗々ですがカップにバストがおさまります。鏡などで背中や脇の部分がよれたりねじれていないか確認しておきましょう。
3.かがんだ状態でむだ肉をカップに集める
お辞儀するようにかがんだ状態でブラの脇辺りをもって隙間をあけます。
その隙間に反対の手を入れたら背中や脇でさぼっているお肉たちを掻き出すようにしてカップに集めます。
胴回りの余分なお肉を残すことなくカップにおさめるイメージです。
こうすることでカップ内にボリュームができ、ブラと肌が隙間なくフィットします。
4.集めたバストを上向きに整える
余すことなく脂肪を集めたらカップ内でキレイにホールドされるように形を整える作業です。
カップを片手で支えながらもう片方の手を上から谷間付近に差し込み内側から上向きに引き上げます。
5.あぶれたはみ肉がないか再度チェック
あぶれた脇のお肉がないか手を入れて再度チェック。カップにたぐり寄せます。
6.肩ひもに指を入れてフィット感を確かめる
肩ひもの頂点に親指を入れて軽くひっぱり、よれを正してフィット感を確かめます。
適度な力加減で指1本を入れ、スライドできるくらいが理想です。
7.鏡でトップの位置をチェック
せっかくお肉を集めてもバストが下を向いていたら意味がありません。
カップ内できちんとトップが上向きになっているか鏡の前で横向きに立って確かめます。トップの位置は肩から肘までの長さの真ん中より上にトップがあるのが理想です。
フロントホック付きのナイトブラの付け方
フロントホックが付いているときは手順2のあとにホックを付けてアンダーのフィット感を調節します。程よい力加減で指2本をアンダーに入れ、スライドできる程度が理想です。
後ろホックのナイトブラの付け方
後ろホックは肩ひもに腕を通したらアンダーを持ちながらかがんでバストをカップにしまいます。
手でブラを支えながら起き上がり、背中のホックをとめます。ここからはホックなしと同じなので手順3から始めます。
鏡に向かって最終チェック
付け終わったら鏡に向かって生地のよれ、はみ肉がないか最終チェックをしてみましょう。きちんと付けられていれば鎖骨の真ん中とトップを結ぶ線がと正三角形のようになるはずです。
ナイトブラは付け方次第で効果に違いがでてきます。言い換えれば甘い付け方だと残念なことになるのです。
そこで今度はきちんと付けなかったときにどんなことなるのかサクッと見てみましょう。
ナイトブラの付け方次第で残念になる3つのこと
ナイトブラの多くはホックでとめないタイプなので付ける方法は「かぶって付ける」か「履くように付ける」の2通りです。
このどちらの方法で付けたとしてもカップにむだ肉をおさめる手順を怠ると胸が垂れる原因になるので注意が必要です。
またそれ以外にもかぶる方法では2つの残念な点があるので注意が必要です。
- 寄せあげ効果を得にくくなる
- 生地が伸びて寿命を早める原因になる
むだ肉をカップに集めないと胸が垂れる原因に
重力からバストを守るにはブラと肌が密着して動かないようにすることが重要です。ところがナイトブラのカップサイズとバストのボリュームが違うとブラと肌に隙間ができてしまいます。
これを怠ると脂肪はカップ内で自由に動き、寝返りなどで右往左往してしまいます。
これではナイトブラがバストを支えていないことになるので極端な話をすればノーブラと大差がないことになってしまいます。
かぶって付けると胸を寄せあげる効果が弱くなる
ナイトブラに期待できる効果の1つはバストを寄せあげて上向きにすることです。
ここで少し想像して欲しいのは「かぶったとき」と「履いたとき」の生地の向き。かぶるときは上から下に生地を下げて付けることになります。
このとき伸縮素材の生地はどちら向きにバストを引っ張っているでしょうか?
上から下に生地を引っ張れば、生地の向きは下向きになってしまいます。バストを上向きにしたいなら生地の伸縮する向きも上にかかる方が効果的です。
かぶって付けると伸びて寿命を早める原因になる
ナイトブラは使っているうちに生地が劣化して伸びてしまいます。その劣化を早めないためには必要以上に生地を伸ばさず付けるのがベストです。
伸びを最小限に抑えるには体の中で幅の広い箇所を通さずに付けるのがポイントです。一般的に肩幅は体の中で1番広い箇所なのでかぶるように付けると伸びやすくなってしまいます。
特に伸縮性が低い商品は伸ばしすぎると元に戻りにくいので注意が必要です。
正しく付ければ残念なこともなく、何よりナイトブラ本来の力を発揮します。
フィットしたナイトブラの魅力
ナイトブラにできるのは胸の形をキレイに整えてあげること。寄せあげて胸を上向きにするとバストはサイズより大きく見えるのです。
「サイズより大きい見た目なんて」と疑いたくなるのもわかります。でも鏡で自分のバストを見たときにサイズより小さく感じていたりしませんか?
小さく感じるバストがあるのならその逆があることもわかるはず!その原因こそがバストの形なのです。
胸の形を整えて見た目のボリュームをあげてくれるのがナイトブラの育乳です。その効果を最大限に発揮するための絶対条件が体にフィットするナイトブラを付けることです。
でも人によっては履くように付けるのが難しいこともあり得ます。そこで今度はかぶる付け方でも残念にならない方法を見てみましょう。
かぶって付けても残念にならない方法
ナイトブラは履くように付けるのが基本です。でも履くように付けるのは正直やりづらいってこともあり得ます。
例えばこんなとき。
- 妊娠中でお腹を通すのが大変
- ヒップが大きくて通すのが大変
- 足を怪我してて通すのが大変
そんなときは無理して履くように付けるよりかぶって付けるほうが賢明です。というのもちょっとした工夫をすればかぶる付け方でもそれほど問題にならないからです。
付け方を工夫すれば問題クリア
かぶる方法で問題なのは「生地の向き」と「生地を伸ばしすぎる」ことでした。でもその2つのことをケアできればかぶって付けても問題ありません。
- 一度ウエスト付近までおろしてから付ける
- 片腕ずつではなくバンザイするように両手を一度に通す
かぶって付けるときはいったんウエスト付近までおろしてしまいます。そこから余分なお肉を道連れにするようにアンダー部分まで持ち上げれば生地の向きが上向きになってくれます。
また、片腕ずつ通すと2本目の腕を通すときに生地を伸ばしてしまうので両腕を先に通してしまいます。これで生地の伸びを最小限に抑えることが可能です。
一番の難所は脱ぐ場面
脱ぐときも基本は下から脱ぐのが一般的ですがやりづらいときは上から脱ぐのも1つです。ただ、抜け殻にするように片腕から脱いでいくのはかなり難しい作業です。
上から脱ぐならサイドを両手で交差して持ち、表裏が逆になるように脱ぐのが一番簡単で伸びません。
公式で紹介している人気商品の付け方
基本の付け方はありますが販売元で付け方も紹介されています。そこで人気商品をピックアップして簡単に付け方と注意点を見ておきましょう。
商品 | 公式の付け方 | ひとこと |
---|---|---|
Viage | 履いて付ける | かぶっても付けれなくはない伸縮力です |
ふんわりルームブラ | かぶって付ける | 両腕を通し伸ばさないように注意しましょう |
ブラデリスイージーナイトブラ | 履いて付ける | 伸縮性が低いのでかぶって付けるのはおすすめしません |
ルルクシェルくつろぎ育乳ブラ | 履いて付ける | かぶっても付けれなくはない伸縮力です |
ラディアンヌすっぴんナイトブラ | 履いて付ける | かぶっても付けれなくはない伸縮力です |
正しく付けたのに物足りなさが残るときの対処法
付け方を正しても締め付けに物足りなさを感じるなら考えられるのは2つです。
- 商品の着圧が弱い
- サイズが合っていない
商品の着圧が弱いのは買い替える以外どうしようもありません。買い替えのときにワコールなど着圧が弱めの商品を選ばないようにすることです。
問題はサイズが合っていないとき。着圧が物足りないのならゆるい原因をはっきりさせて対処しないといけません。
>>ゆるいナイトブラは胸が垂れる原因!ゆるくないブラを選ぶ3つのコツ
まとめ
ナイトブラって大半はホックのないタイプなので付け方って「かぶる」か「履く」かの2通りです。正解は下から履くように付けるのがおすすめです。
でも、工夫して付ければかぶっても問題ないのでかぶる方が付けやすいならそれでOKです。
これを怠るとカップ内のボリュームが得られずにうまくフィットしないこともあるからです。
付けているナイトブラがゆるいなら正しく付けることで改善する可能性もあるので是非とも実践してみましょう。